共同記者会見
金大統領冒頭挨拶
聞き取り違いもあるかもしれませんが、資料等をもとに以下のように受け取りました

                           平成9年1月25日

 まず、今般の私の日本訪問を招請してくださった橋本総理に感謝申し上げます。

 併せて、私の今般の訪問のために細心の準備と配慮を惜しまれなかった平松大分県 知事と井上別府市長をはじめとする日本国民の皆さまに深い謝意を表したいと思います。

 私は、本日の午餐会談と拡大首脳会談を通じて、橋本総理と韓日両国の相互関心事 について、真摯に意見を交換することが出来たことをまことに喜ばしく思います。

 我々両国首脳は、近い友邦として、韓日両国がこれまで構築してきた友誼を更に確 かめて個人的信頼を再確認し、当面する北東アジアと国際情勢についても広範囲 で深い意見交換を行いました。

 本日の首脳会談において、橋本総理と私は、21世紀を控えて、未来志向的な 韓日関係を構築するためには、両国の青少年の間の活発な交流を通じて若い世代同士の相互理解と信頼を固く積み重ねていくことがなによりも重要であるということにつ き認識を共にいたしました。

 このために、「韓日青少年交流ネットワーク・フォーラム」事業を実施して、両国 の学生、民間の青少年団体、地方自治体の間に、ネットワークを構築し、これらの間 の幅広く多様な交流を広げていくことと致しました。

 我々両首脳は、2002年ワールドカップ・サッカーを成功させるために日本側の組織委員会が構成され次第、両国の組織委員会の間に緊密な強調がなさ れることを期待しつつ、政府レベルにおいても査証制度の改善等、支援方策を積極的 に研究していくことと致しました。

 北韓は、潜水艦潜入事件に対して謝罪声明を出し、再発防止を約束しました。橋 本総理と私は、これを幸であったと考えつつ、北韓が、今後、このような発 言を行動で示すことが重要であるという点で認識をともに致しました。

 我々二人は、韓国半島における恒久的な平和体制を構築するための四者会合が早期に実 現し、KEDOの事業が円滑に施行されるよう、韓日両国が米国とともに3カ国でさ らに緊密に協力していくことと致しました。

 特に、我々両首脳は、最近の北韓情勢に関して、長時間、深みのある対話を交 わし、朝鮮半島の平和と安定のために、日米韓3国間でさらに緊密な協力体制が必要 であるということにつき意見を共に致しました。

 また、橋本総理から、日朝関係については、今後とも韓国半島の平和と安定に資するとの観点から、南北関係の遍歴と四者会合の推移等、朝鮮半島の諸般の状況を勘案しつつ、韓国と緊密に連携しながら対処していくとの表明があり、私は、かかる日本の立場を歓迎すると述べました。

 橋本総理と私は、今後、両国間の投資と産業技術協力を増進させることによって、共同の利益を拡大していかなければならないという点につき認識を共にし、このために、両国政府が引き続き努力していくことと致しました。

 我々両国首脳は、韓国のOECD加盟と韓日両国が国連安保理と経済社会理事会の 理事国として共に活動することとなったことを契機として、両国が国際社会において もさらに緊密に協力することにつき合意致しました。

 私の今回の別府訪問は、昨年6月の橋本総理の済州島訪問と共に、両国の間に実 務訪問外交を定着させました。

 橋本総理と私は、今後とも、両国首脳が頻繁に会い、相互信頼関係をさらに堅固なものにして、これに基づき韓日両国関係を未来志向的な協力関係に発展させていくことにつき意を共に致しました。

 有難うございました。