CANフォーラムの総会が1998年6月9日、東京虎ノ門パストラルで行われました

 CANフォーラムのホームページは、http://www.CAN.or.jp/

 CANフォーラム(会長は公文俊平ハイパーネットワーク社会研究所理事長)は、昨年の5月に発足して、現在正会員、賛助会員、特別会員を含めて110名(団体)の会員組織になっています。
 ほぼ毎月に近い形の勉強会や会報----今年の5月に第4号が最新号として出されてますが、実は永野美恵子さんのコアラをベースにした活動報告が大きく乗せられていてます----を出したりホームページサービスやメーリングリストなど、陣容や予算の無い中でとにかく一年が経過しました。
 結果として徐々にあちこちに知られ初め、地域の情報化に取り組む方々の相談どころになってきたようで、会合にはハイパーネットワーク別府湾会議で見知った方々があちこちにみかけられます。

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 そして、会員が多くなったものの、コアラ事務局と同じように、事務局のスタッフ不足がやはり困っているようで「事務局長募集を広く呼びかけること」が総会としてアッピール採択されました。

 また、xDSL実験の取り組みなど、会員からの今後の活動に寄せる期待感は大きく、ますます議論が必要となるでしょう。
 また、今回は記念講演者として、昨年の別府湾会議で大分に来ていただいたブラックスバーグ・エレクトロニック・ビレッジのアンドリュー・コヒルさんが話しました。
 彼の村はなんとオンラインの普及が83%にまで広がったみたい!


 以下、彼の講演の日本語訳をちょこっと単語だけをメモしたものを添えつけます、想像力を大きくして読んでくださいね。
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また、パーティでは、山田村の倉田さんが「やま風」と呼ばれるパソコンを作ったデモンストレーションを行うとのことでしたが、私は飛行機の都合で最後までみれませんでした。
 音声入力とバーコードでのメニュー入力を組み合わせた仕組みでお年寄りの方々にも使いやすいように工夫しているとのこと、、、IBMの音声入力を使ったもののようです。(昨年アメリカで見たものの日本語版ですね)
 それにあわせて宮尾先生が作詞作曲してたのには驚きました、、、音楽じたいは聞く時間がありませんでしたが。。。次回を期待しましょう。


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21世紀におけるコミュニティと情報技術

36000人、今は83%がオンライン。(5年間たった)
25の教会がコミュニティ活動に使っている。
大学は200ぐらいのコースがオンラインであっててそれが学生には好評である。

ローカルの積極的な活用はバックボーンが太くなくてもよいことになる。
とにかくネットワーク利用は時間を節約できることである。

重要なことは技術ではない。「コンピュータは嫌いだが電子メールは大好きだ」という人がいることだ。

400ぐらいのメーリングリストがある、母親の参加が積極的なものもあって役立っている。

重要なことは官民のパートナーシップを築くことで、商業ペースだけに任しておくことはできない。
 たとえば公的な部分は安定した太いインフラを提供し、、、スウェーデンではパブリックが民にグラスファイバーを提供しているなど、よい例だ。

民間だけでできることもあるかもしれなし、公的にやることもあるかもしれないが、私としてはNPOとしてコミュニティを提供する方向を考えている。

サイバースペースといえども、パブリックスペースというのが必要であって、それはコマーシャルが表に出過ぎたり、、、、大企業の運営だけでは困る、、、大企業には広告スペースが提供されるが、ローカルなコンテンツが抜けることになることも多い。


アメリカのコンピューター会社は英語圏以外の国のことをよく考えてない、とにかくマーケットの最初はアメリカの中で使われるように開発されて、後は無理矢理それぞれの国であわせている、、日本はまだしもアフリカではAC電源さえないのだからマックを持っていっても立ち上がらない、、、ソーラーバッテリーで動く安いものでないと、、、
 その意味では日本は唯一の世界的な開発能力を持っているのであって、、、、WEBTVのようなものは失敗であって、、、、コンピュータ側から開発され、、、重要なことはサービスから開発されるべきで、いかに安く電子メールなどを使える機器を作れるか、、、

21世紀のコミュニティの目標は4つ掲げると、
 ・自由---経済的、政治的にそして個人の自由。
 ・コンセンサス---社会的、経済的な問題を解こうとする、、
 ・経済成長---それがコミュニティを成長させる
 ・歴史---コミュニティの過去の歴史は尊重されるべきで、
                歴史のないコミュニティにはハートがない。

21世紀におけるコミュニティのアクションとしては以下を考える
  参加型の統治コミュニティ、   責任を負うコミュニティ、
  人間同士がつながっていることを大事にする情報システム、
  率直さ・正直さが大事にされること、
  協働型のコミュニティ、     学ぶことに積極的なコミュニティ