2004.10.8


 

さりげなくそして細やかに 〜もてるライオンの理由〜

<担当>角 健吾
◆サファリゾーンのプレイボーイ

 前回はダチョウの恋についてお話しましたが、今回も引き続いて恋のお話しです。恋の季節といえば人間社会では春のイメージが定着していますが、動物たちのなかには恋の季節が秋である動物もいます。




いつもゴロゴロしているオスも、この時期は真剣!



◆心やさしいモテモテライオン

 恋の季節は、動物の種によってメスに対する接しかたが違いますが、同じ種でも個体によってそれぞれ異なっています。

ライオンはこの季節、一日数十回も交尾をします。動物たちは種の繁栄のために必死で子孫を残そうとしています。

しかし、交尾はメスにとってはかなりの激痛があるそうです。そのためメスは交尾の最中にオスに牙をむいてきます。オスはメスに噛まれないように、交尾の際、逆にメスの首を噛みます。(猫の首をつかむとおとなしくなるのと同じです。)そして交尾するのですがそのあとの行動にも個体によって様々です。




見詰め合うオスとメス
もう恋の駆け引きは始まっているよう



 サファリにはもてもてのライオンのオスがいます。スタッフの話しによると、容姿が特に良いというわけでもなく、そのオスがどうしてもてるのか分からなかったそうです。

容姿がいいか悪いかは私たちが判断するのとは別の視点がメスライオンにはあるのかもしれませんが、理由を突き止めようとじっくりと観察したそうです。

そして数日その理由を模索していたスタッフが見たものは、オスのさりげない動作でした。




きめ細やかな優しさを見せるオスライオン



他のオスは交尾が終わるとそっけない態度なのに、そのオスは交尾をした後も細やかな心配りをするのです。

メスの手の上に手をのせたり、ずっと寄り添ったり。しかもそれはわざとらしくなく自然に。動物ゾーンのプレイボーイという感じです。

動物たちの恋の視点で観察するとライオンのオスそれぞれメスとの接し方も違ってみえます。さまざまな恋愛事情、これは秋のサファリならではの楽しみ方です。

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp



アニマルトピックスは、アフリカンサファリスタッフが動物達との触れ合いや不思議な習性などを自分達の視点からレポートしているものです。(※今後の定期的な更新はありません)