2004.10.1


 

ダチョウの恋

<担当>角 健吾
◆昼メロみたいなダチョウの恋愛事情

 ダチョウの性別はオスが黒色の羽、メスは灰色。これはどの動物園でも同じ。で、この違いがわかるだけで、単なるダチョウの群れもおもしろい見方があります。実はダチョウたちの間にはさまざまな恋愛ドラマが繰り広げられているのです。

三角関係があったり、隣のメスばかり気になる浮気性のオスがいたり、そして仲がいいベストカップルのダチョウがいたり、私が感じるだけで、実際はそうでないかもしれないけれども、話は広がっていきます。




おい、お前どの娘が可愛いと思う?




◆愛の告白はダンスで

 ダチョウの愛の告白はダンスです。求愛ダンスはひざを曲げ、羽を大きく広げ首を∞(無限大)を描くようにグルングルン回します。カポンカポンという音を立てながら、その目は白目をむいています。 自分の求愛ダンスによっているようです。

ダチョウのオスはきっとナルシストだと思います。そうでなければメスの前であんな派手な求愛ダンスはできないと思いました。 ダンスの動きが派手な分、メスのダチョウにふられた時の恥ずかしさはかなりのものです。しかしふられても落ち込むことがなく、ダチョウの恋愛ドラマはエンドレスで進行します。




派手な動きのダンス!闘牛士のような颯爽とした格好?




◆あうんの呼吸で行動するダチョウの夫婦

 卵(有精卵のばあい)を産むとダチョウは温めて孵化させようとするのですが、これがまた夫婦の愛を感じさせます。暖めるのはメスだけでなくオスも暖めるのです。昼間はメス、夜になるとオスという風に交代で暖めます。雨の日も暑い日も卵を抱いています。またメスとオスが入れ替わるときも、熟年の夫婦のような愛コンタクトでしょうか?テレパシーでしょうか?あうんの呼吸のように、メスが立ち上がると、即オスが座るといった感じです。
 
 ダチョウは時速最高70キロ、10分間走り続けても息切れしない驚異の脚力を持っていることは有名ですが、ダチョウの内面性に迫る恋愛事情についてはあまり知られていないと思います。

なにかと物思いにふける秋。恋愛に一生懸命のダチョウたちに癒されてみてはいかがですか。爽やかな秋空の下で元気にダチョウたちがお待ちしています。

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp



アニマルトピックスは、アフリカンサファリスタッフが動物達との触れ合いや不思議な習性などを自分達の視点からレポートしているものです。(※今後の定期的な更新はありません)