2004.5.7


 

スタッフは動物の通訳者

<担当>角 健吾

◆動物は言葉を話すの?

 「地球上の動物で唯一言語を使ってコミュニュケーションをとるのは人間だけだよ」と、私が小学校の時、よく先生が言っていました。 今の仕事について、動物たちをよく観察するようになって、疑問がわいています。それはちょっと違うのかも知れないと。

動物は人間のような言語は話せませんが、意思の疎通は同じ種同士行っています。 最近の研究ではマウンテンゴリラはチンパンジーなどのように知能が高く、手話のような形で数百の単語を覚えているそうです。

今回は動物たちのコミュニケーションについてお話します。  




ワニの鳴き声を聞けたらラッキー?
雨の日を狙って行こう



◆ワニが鳴くってご存知ですか?

 ワニは声や物音を出さないで、流木のようにじっとして獲物を狙っているイメージがありますが、雨が降りそうで気圧が変化したときや繁殖のためにメスを呼ぶために鳴きます。

ところがこの鳴き声が雷の音と似ているのです。『ゴォォォォー』と鳴きます。雨の日に雷の音がするとその音に共鳴してワニたちも鳴きだすそうです。そして、その鳴き声は動物の中でも一番大きい鳴き声だそうです。
 



ネコ科だけど迫力のある鳴き声 ライオン



◆ライオンはライオン語を、キリンはキリン語を

 動物たちは生きて行くため、仲間同士コミュニケーションをとる必要があります。仲間に危険が近かづいていることを知らせたり、こっちに食べ物のあることを知らせたり、繁殖のためにメスを呼んだりする時、仲間に分かる声や動作でコミュニケーションをとります。

ライオンは狩りをする時、同じグループのメスが共同でします。獲物を追う係りと待ち伏せて捕まえる係りに分かれて狩りをします。仲間同士の意志の疎通がないとできない高度な狩りです。

犬はワンワン、ネコはニャーニャーと鳴き声をすぐに言えますが、キリンは?と考えるとでて来ませんよね。それもそのはず、キリンには声帯がなく声がありません。しかし、キリンも仲間同士ちゃんとコミニュケーションをしています。『目は口ほどにものを言う』といいますが、まさにそれがキリンです。仲間に大きな目でアイコンタクトをとりコミュニケーションをします。  




つぶらな瞳で会話をするきりん
何を話してるんだろう?



◆スタッフは動物たちの通訳

 私たち動物に携わるスタッフは、人間の言葉を話せない動物たちの表情や動きに毎日気を配っています。
お腹か痛いとか、足が痛いとか言葉では言えない動物たちの健康管理をするためには、普段の表情や行動を把握し、いつもと違う表情や行動をいち早く発見しなければなりません。

スタッフは動物たちの通訳なのです。

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp



アニマルトピックスは、アフリカンサファリスタッフが動物達との触れ合いや不思議な習性などを自分達の視点からレポートしているものです。(※今後の定期的な更新はありません)