2004.2.6


 

人と歩むネコの歴史

<担当>角 健吾

隣の家のキジネコ、近所を縄張りにしている黒猫など、ネコは当たり前のように生活の中に存在します。だけど、いったいいつから、ネコと人間は現在の関係になっていったのでしょうか?

何でこんな事をお話するかと言いますと、人とペットのステキな関係を提案する新施設(世界の名猫館仮称)が3月20日にオープンするからです。そこには世界の珍しいネコが大集合する、見て、ふれあって、学んで、癒されるテーマ館です。

そこで、ネコの事についていろいろ考えてみたいと思います。今回は家ネコのルーツです。




世界の名猫館(仮称)


◆古代エジプトから始まる家ネコのルーツ◆
人とネコが関わりをもち始めたのは、石器時代のことと考えられています。 人の食べ残しを求め接近したり、住居を悪天候の避難所としたようです。

最初に家ネコとしての形をとったのは、今から5000年前の古代エジプトでした。家ネコとしての記録は、大部分がこの時のものです。エジプトにはネコがたくさんいて、エジプト人がよく世話をしたようです。穀物倉庫でのネズミ駆除に大いに珍重されました。




ネズミ駆除は大得意!


◆エジプトからアジア・ヨーロッパへ◆

現在のネコの祖先は『リビアヤマネコ』と言われています。エジプトから交易を通じて中国やインドに持ち込まれ、半野生の状態で定着しました。

そして、そこからヨーロッパへ連れてこられたと考えられています。同じ頃にペルシャには、長毛類のネコがいました。この長毛のネコとエジプトのネコが交配をくり返し、様々な雑種が生まれ、長毛のネコは寒いところ、短毛のネコは赤道近くに棲息するようになりました。




長毛種の猫…暖かそう!



◆貴重な文化と命のガードキャット◆
日本でネコが登場し始めるのは、中国との交易で、貴重な本や教典を持ち帰る際、その大切な書類をネズミから守る為に船に同乗させて日本にやってきました。ネコがいなければ、日本の古代史は変わっていたかも知れませんね。そして、中世ヨーロッパでも、ペストの大流行で人類が危機を迎えた時、病気を媒介するネズミを捕らえるため、ネコは大変重宝されたのです。

ネコは見ない日はないほど、日本のいたるところに住み着いていったのです。そして、現在はネズミを捕らえるネコから、こころを癒してくれる友達や家族として、その存在感を示しています。いつも身近にいるネコも歴史を調べると、なんだかロマンを感じますね。
そんなネコたちに会いに来ませんか。世界の名猫館(仮称)にかわいいネコたちが待っています。

次回は、イエネコの先祖といわれている『リビアヤマネコ』を紹介したいと思います。

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp



アニマルトピックスは、アフリカンサファリスタッフが動物達との触れ合いや不思議な習性などを自分達の視点からレポートしているものです。(※今後の定期的な更新はありません)