2003.10.31


 

リーダーとしての素質  〜私達と変わらない動物たち〜

<担当>角 健吾

 動物は私たち人間と同じように性格も性質も違います。これもまた私たちと同じ様に同種類の動物でさえいろいろな性格があります。

質問でお客様から、アフリカの動物は秋や冬は外に出ていても大丈夫なの?と聞かれることがあります。
 サファリの動物は初めて当園に訪れた時はやはり日本の気候に驚いたようです。
しかし、二世三世と世代が代わるにつれて、次第にこの気温にも馴れ、現在は元気に逆に寒さをも喜ぶ動物もいるほどです。

『ライオン』は雪が降ってくると、空から落ちてくるその雪の粒を食べようとはしゃいで走り回る事もあるそうです。


キリンの群れ


 ところが比較的近年に当園にやってきた動物はまだまだ秋や冬の季節に完全には馴れていません。

世界4大珍獣の一つ『ボンゴ』と『イボイノシシ』がそうです。
当園の動物は、一日中外で生活するもの、季節で動物舎に収容するもの、そして毎日セクションに出て、夕方家に帰るものの3パターンあります。『ボンゴ』と『イボイノシシ』は季節で動物舎に収容するタイプです。
気温が暖かいときはセクションに登場していたのですが秋が近づくにつれ色々な方法で動物舎へ収容しなくてはいけません。

『イボイノシシ』はエサを入れた箱を用意します。いつも生活している場所に置いて、『イボイノシシ』が警戒せずに中に出た入ったり気軽に入るようになってから、箱の扉をしめ動物舎まで運びます。その時は『イボイノシシ』は安心して動物舎までの道のりを旅行するのです。

『ボンゴ』の場合は、頭数も多いたためその群れをスタッフが少し距離を置いてからから誘導するのですが、その群れのリーダーがポイントです。『ボンゴ』の場合、そのリーダーを先に誘導すると、後からメスや子どもたちがついてくるのです。そのためすべてのボンゴを誘導せずとも、リーダーのボンゴを誘導するだけでよいのです。

その先頭に立って歩く『ボンゴ』の勇ましきリーダーを見て、私は以前見たキリンのリーダーを思い出しました。



早くお家に帰りたいの‥


『キリン』は毎日出勤し、夕方には帰るタイプなのですが、時には帰る時間より早く帰りたいキリンもいます。

特に現在のリーダー『アメオ』は、自分より年下のキリンに近づき首を舐めたり、耳元で何か言っているようなそぶりを見せます。
耳打ちでもされたのでしょうか?合図を送られた『キリン』はそっと動物舎のほうへ早引きをしようとするのです。
そのキリンをスタッフが止めようと近づいた瞬間、逆に手薄になったポイントをついて、『アメオ』は駆け出して、動物舎に戻ろうとするのです。

年下のキリンにスタッフの注意を促して、自分だけが動物舎に逃げるところなど『ずるい』といえばそうなのですが・・・。『頭がよい』といえばそうも言えなくはないようですね。つくづく「頭のよい」動物だと感心します。

 いざと言う時に、自分から進んで行く者、人を先に生かせて後から進んで行く者。色々なタイプがいますね。
私たち人間と同じような気がするのは私だけでしょうか?

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp


アフリカンサファリの獣医・神田先生のインタビューをコアラTVで見ることができます。月に一度インタビューするのでそちらもお楽しみに。
(コアラTVはADSLの方対応です。視聴するにはRealPlayer か Shockwaveが必要です)
第一回目の放送はコチラから>>  第ニ回目の放送コチラから>> 


アフリカンサファリさんの協力で動物の最新情報をお届けするアニマルトピックス。毎週月曜日に更新されますのでお楽しみに!