2003.10.10

 

スタッフの密かな思い(後編)  〜シマウマの人工哺育〜

<担当>角 健吾

 赤ちゃんは天気の良い日はパドックと呼ばれる広場に日光浴に出し、夜や食事の時は室内に戻します。
少し環境にも馴れたシマウマの赤ちゃんは、本来の好奇心旺盛な面を次第に見せ始めました。

ある日、ミルクをあげに行くと、そこには両こめかみに傷を負った赤ちゃんがいました。通路に置き忘れた紙袋をエサだと勘違いしたのか、柵の隙間から顔を出したまでは良かったのですが、抜けらなくなって無理やり顔を抜いた為に負った傷でした。

スタッフは「自分のせいでケガを負わせた」と申し訳なさそうな顔で話しています。


食いしん坊な赤ちゃんシマウマ


しかし失敗ばかりではありません。

私がその新人スタッフに「人工哺育を通してうれしかった事は?」と尋ねると、すぐさま返ってきた言葉は「シマウマに触れることができた事」でした。ミルクを飲んでいる赤ちゃんのたてがみを背中から頭に向けてやさしく「スー」と撫でることができたこと。

赤ちゃんの頃から、たてがみとシマ模様は立派です。毛並みはやわらかく、その柔らかい毛に触れ、撫でても驚きもせずにミルクを飲んでいたことに感動したそうです。



スーっ‥と撫でる


担当者が新しい赤ちゃんに接する時、「大きく元気に育って欲しい」という気持ちは当たり前なのですが、もう一つ大きな気持ちがあります。
それは、「自分の事を1番好きになって欲しい」という気持ちです。

 草食動物の担当は4人。それぞれがシマウマに1番好かれているのは自分だと思っています。

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp


アフリカンサファリの獣医・神田先生のインタビューをコアラTVで見ることができます。月に一度インタビューするのでそちらもお楽しみに。
(コアラTVはADSLの方対応です。視聴するにはRealPlayer か Shockwaveが必要です)
第一回目の放送はコチラから>>  第ニ回目の放送コチラから>> 


アフリカンサファリさんの協力で動物の最新情報をお届けするアニマルトピックス。毎週月曜日に更新されますのでお楽しみに!