2003.5.30

 

冬のジャケットを脱いで 〜ヒツジの衣替え〜

<担当>角 健吾

 6月は衣替えのシーズンです。これは私たちだけではなく動物も同じです。

 当園にはコリデール、サフォーク、ブラックウィールシュマウンテン、動物セクションにビッグホーンやムフロンシープ、バーバリーシープという数多くのヒツジがいます。毎年、6月にヒツジの毛刈りを行うのですが、動物セクションの野生動物は毛刈りはしません。

 野生ヒツジは太く粗い毛の下に羊毛である下毛が生え、冬には密生し夏には抜け落ちます。コリデールやサフォークなど家畜のヒツジは、人間が羊毛をたくさん取るなど目的をもって品種改良されたものです。糸に染色しやすいように主に白で、また無駄な毛が抜けないよう改良されました。そのため毛が抜ける事はなく毛を刈らなければ衣替えはできません。



 しかし、動物セクションに生活するムフロンシープなどの野生ヒツジは自然に冬毛から夏毛に替わります。そのため毛刈りの必要がないのです。
本当に野生ヒツジは毛替わりをするのか、またどのような毛が抜けるのか確かめに動物セクションへ。

 衣替えをする動物は古い毛を岩などにこすりつけるため、岩場には毛がところどころに落ちています。この方法で少量ですがムフロンの毛を採取する事が出来ました。



 ムフロンの生え替わる下毛は、家畜ヒツジと同じようにフサフサの毛です。
でも、抜け替わらない毛はコリデールの白くて柔らかくカールがかった毛とは大違いで、茶色で固い毛でした。
ヒツジの毛刈りはよく知られていますが、「なぜ毛刈りをするのか」などヒツジの歴史を紐解くと人と動物との関係など、前述のように面白い事実に出会います。

 6月1日に当園では『であいの村』でヒツジの毛刈りが行われます。

 

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp


アフリカンサファリの獣医・神田先生のインタビューをコアラTVで見ることができます。月に一度インタビューするのでそちらもお楽しみに。
(コアラTVはADSLの方対応です。視聴するにはRealPlayer か Shockwaveが必要です)
第一回目の放送はコチラから>>  第ニ回目の放送コチラから>> 


アフリカンサファリさんの協力で動物の最新情報をお届けするアニマルトピックス。毎週月曜日に更新されますのでお楽しみに!