2003.5.23

 

食事で見る動物の力関係 〜山岳動物の場合〜

<担当>角 健吾

 動物の力関係を知るにはその食事風景を見るのも一つの方法です。

 当園の『山岳動物セクション』は岩山を好む4種の動物たちが生活しています。
『アメリカンエルク』、『ムフロンシープ』、『バーバリーシープ』、『ビッグホーン』の4種です。

 山岳動物には、セクションに生える野生の青草なども食べていますが、別に朝と夜の二回食事の時間があります。時間も決められており、その時間になると、ちらほらと動物たちが集まってきます。



アメリカンエルク

 最初にやってくるのが『アメリカンエルク』の若いオス1頭、『ムフロンシープ』のオス4頭。エサをおくと、まずその5頭が先に食べます。しかし、すぐに残りのエルク2頭、ムフロンのメスと子どもたちがやってきます。
最初に集まってきた若いエルクは、後にやってきたオスとメスのエルクに追われて、あえなくその餌にありつけなくなります。

ムフロンの4頭のオスは、他の種類の動物が来た途端エサをもっているスタッフのジープに近づき『ここでエサをちょうだい』と迫ってきます。
いくらスタッフが「ない!!」と訴えても、
「あるのはわかってるよ」と寄ってきます。スタッフは根負けをして同セクションに生活している『クマ』のおやつのパンを少しあげます。当の『クマ』たちは自分たちのおやつが少し減っている事には気がついていないようですが。


ムフロンシープ


バーバリーシープ
 『バーバリーシープ』は、その一部始終を岩山からジーと眺めています。
他の動物がいなくなるとそっと降りてきては残りのエサを食べるのです。
 山岳動物では一番新米の『ビッグホーン』はさらにその『バーバリーシープ』の動きを眺めて最後にエサを食べに来ます。

 一番後の登場ですが、いままでほとんど姿を見せなかったこの『ビッグホーン』にしては姿をあらわし始めただけでも大きな前進です。


ビッグホーン
 動物がエサを食べに来る順番で、またエサを食べる時の行動で、その動物の性格や性質そして同じ種での力関係や山岳動物全体の中での力関係など様々な発見があります。
 

 

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