2003.4.18

 

ドラマチックシーズン・パート2 〜子どもでも百獣の王〜

<担当>角 健吾

 4月は入学の季節です。先日ライオンの子どもたちが晴れてセクションへデビューしました。
 当園では、動物舎で生まれたライオンたちは約8か月間、同じ時期に生まれた同級生と共同生活をします。他の仲間とじゃれあい、時にケンカをしながら相手との接し方を学び、次第に力関係を学んでいきます。
共同生活にもなれた頃に動物舎に隣接する広場で、大人のライオンとご対面させます。(これを当園ではお見合いをすると言います。)


ライオンの子どもたち

 スタッフは、大人と1頭1頭の子ども達の相性を見ます。外の環境とセクションで生活しているライオンに自分たちのにおいや顔を覚えてもらいます。
しかし、まだ金網越しでの訓練です。理由は相性が悪いライオンの場合、子どもたちにちょっかいを出し、ケガをさせてしまう恐れがある為です。特に成獣のオスよりもメスの方が新しい子どもたちに興味を持ちます。
相性が良い場合は、金網にメスは体をこすり付け、優しい声を出したりします。まるで『早くお友達になろうよ』と言っているようです。相性が悪い場合は、大きな声で吼えたり、金網をたたいたり威嚇をします。
そんな子どもたち1頭1頭の大人との相性を観察します。この相性を知ることが、これから子どもたちが成獣のライオンとのびのびと元気に暮らすために重要となってきます。


そして先日待ちに待ったデビューの日。
飼育スタッフの誘導の元、大人のライオンたちが生活するセクションに移動します。
スタッフの心配をよそにしっかりとした足取りで、成獣のいるテリトリーに向かいます。他の成獣ライオンも、『やっとデビューか!』という歓迎の面持ちで子どもたちを見守っています。
好奇心旺盛の子どもたちにとって動物ゾーンは始めてみるものばかり、全て興味がわいてきます。見たさ半分怖さ半分で少しずつ行動範囲を広げていきます。
カメラを向ける私にも興味持ったのか、近寄ってきました。私を優しい目で見つめるもの、威嚇してくるものと小さくても百獣の王の風格は兼ね備えています。
 今からこの子どもたちが大きく成長する過程には、様々な試練、素敵なドラマが待っています。

 

メールアドレス   lion@africansafari.co.jp


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