2003.3.28

 

新しい動物を迎えて 〜ビッグホーンデビュー〜

<担当>角 健吾

 当園に新しい動物が登場しました。オオツノヒツジといい別名『ビッグホーン』と呼ばれている動物です。

 デビュー前に一度観察にいった時のことです。まだ周りの環境に慣れるために建物の中(動物舎)で生活をしていました。その動物舎に近づくと子どもの方はあまり警戒せず近づき、手のにおいを嗅いできました。 しかし、大人の方は私を見ながら威嚇を始めたのです。片足をあげ、そのまま下ろします。下ろすと同時に背筋をピンと立てるのが『ビッグホーン』の威嚇です。地面を蹴ると言うよりも、地面を垂直に押すという感じです。ドンドンと音がするほど力強く踏みます。

 私にはそんな力強さを見せていたものの、やはり動物セクションでは新人です。山岳動物セクションで先に生活しているムフロンシープやバーバリーシープ、アメリカンエルクには威嚇などできません。

 また山岳動物も新しい仲間に興味を持ち一種類ずつ匂いを嗅ぎにやってきては、珍しそうに眺めていました。新人のビッグホーンは、ムフロンやバーバリー、エルク等の先輩に積極的に近寄るのですが、逆に先輩動物の方が警戒するといった感じです。

 


新しく仲間入りしたビッグホーン

 そんな中、特に行動を共にした動物がいました。『バーバリーシープ』です。

 バーバリーは一糸乱れぬチームワークで、ほとんどが群れで動きます。 バーバリーの群れが動くと『ビッグホーン』は後をついていきます。
 どこへ行ったらよいのかわからない新人の『ビッグホーン』が、先輩のバーバリーに遅れをとらないようにの行く先々に一生懸命ついて行っているのです。その姿がとてもほほえましく感じました。


バーバリーシープの後を追うビッグホーン

 新しい動物はやはり誰でも興味を持ちます。 新しい命が誕生しても同じです。しかし動物に携わる私たちは最初だけでなく最後まで当園に長く生活している動物にも愛情をもたなければなりません。

 新しくペットがやってきた時は、ちゃんと世話をしていたのに、時間がたつにつれて世話をしなくなっていくことと同じです。

 今だけでなく、これから先も大切に愛情を込めて面倒をみることが出来るかが私たちだけでなく、皆様と動物がよりよく共生するための第一歩だと感じます。

 

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