2003.3.21

 

動物と人間 〜時の流れの違い〜

<担当>角 健吾

 動物たちの季節の変化を観察する為、動物セクションに出向くと、お馴染みの顔が迎えてくれます。シラギクやマドカ、ラッキーなどの若いアメリカクロクマです。年々体の大きさも、雰囲気も大人に変わっています。

 私たちと同様、若い動物たちが成長していくのと同時に、老いていく動物たちもいます。


モーロ

 以前は、エサを食べる時、他のクマが近づくと威嚇し寄せつけなかったボスクマの『モーロ』やめっぽうエサへの執着が強かった『キム』、シラギクやシラサギの母親『シラナミ』たちは、クマの群れから離れ現在各々1頭でゆっくりと生活しています。

 『モーロ』など若い時の行動が信じられないほど荒々しさはなくなっており、他の若いクマたちを穏やかな顔で見ています。
この姿をみると、時の移り変わりを感じます。人間にとってわずかな月日でも、動物たちの時間の流れは違います。   


キム
 哺乳類の一生で打つ心拍数は15億回といわれています。ネズミはその回数を1、2年で打ち、ゾウは70年で打つといいます。これが平均の寿命です。
ネズミなどの一、二年という長さは、私たち人間の平均寿命70〜80年と同じで、クマは一年で人間の時間にあわすと4年に相当するということです。


シラナミ

 動物に携わる者は、新しい命をはじめ、老いてゆく彼らの人生を暖かく見つめ、愛情をもち責任をもって彼らと共生することが、動物たちのときの流れに常に接している私達の大切な役目だと強く感じます。

 

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