2002.12.06

 

動物の戦い〜『ムフロンシープ』と『バーバリーシープ』〜

<担当>角 健吾
 動物の戦いを見たことがありますか?
 家族を守るために、また群のリーダーになるために動物は自分や家族を脅かすものに立ち向かいます。
 今回の主人公は、新エリア山岳動物セクションで生活する『ムフロンシープ』と『バーバリーシープ』という動物です。同じ様に名前にシープとついているのですが、姿・形は同じではありません。

バーバリーシープ

 ムフロンはモコモコのヒツジの原種です。バーバリーは、野生ヒツジの中ではあまり見られないたてがみ状の毛が、あごなどに生え、一瞬見るとヤギのようにも見えます。
 ある日、山岳動物セクションでムフロンの家族に1頭のバーバリーが近づこうとしていました。ムフロンの群のリーダーが家族を守るべく、そのバーバリーの前に立ちはだかります。
 お互い攻撃体勢に入って1歩も引きません。


ムフロンシープ

 通常、ムフロンもバーバリーも攻撃方法は、頭に生えている角を突き合わせて戦います。
 しかし、この2頭は攻撃に入る前の行動は大きく違いました。
このムフロンは、攻撃に入る前に1度後ろに下がり、バーバリーは下がらずに攻撃しました。けれど攻撃方法の違いから、お互いのタイミングが合いません。
バーバリーが頭突きをしても、ムフロンが後ろに下がって攻撃する為に、「サッ」とかわされてしまいます。

 仕切り直しです。何度やってもタイミングが合わず、バーバリーの攻撃はかすりもしません。2頭とも頭に「?マーク」がでているようです。

 次の瞬間、ムフロンが後ろに下がった時にくぼ地に足を取られてひっくり返りそうになりました。今までとは明らかに違う動き、バーバリーは驚いたのでしょう。一目散に逃げ出してしまいました。ムフロンはなぜ、勝利したのかわからないとは思うのですが、誇らしげに胸を張って立っていました。

 時に今回のように、お互いが闘争体制に入っていても、タイミングが合わずに、又偶発的なフェイント行動が、相手の予想以外の脅威(きょうい)になることもある事例の一つでした。

 野生動物の生態や習性は常に、研究されていますが、時に想像を超えることもあります

 

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