2002.7.1

 

隠れた脇役〜大空から来園してきた動物〜

 <担当>角 健吾

当園には数多くの動物がいます。その中には、当園のパンフレットにも載っていない動物がいます。その動物の名は『トンビ』または『トビ』と言う鳥です。羽を広げると、約160センチの大きさがあるワシの仲間です。温かい地域で繁殖し、寒い時には暖かい地方(アフリカの一部やオーストラリアなど)へ渡るものと、九州以北に分布して一年中とどまって生活をしているものの2種類がいます。
当園のトンビは、後者のほうで一年中その姿を見ることができます。その理由は日本列島で九州が暖かいということもありますが、最大の理由はエサが豊富だからです。









獲物をねらうトビ











速い!一瞬のスキをねらって獲物獲得!

『ジャングルバス』という、来園者の方が動物を観察しながら、エサをあげられる乗物があります。トンビの目的は、より多くのエサを手に入れることです。
 もちろんトンビは翼を持つので、肉食動物や草食動物の分け隔てなく、どのセクションにも姿をあらわします。他の動物が残したものを食べるのではありません。
サファリの周辺の森から飛んできては、ライオンやクマ、トラのエサを下から上から横からと色々な角度から飛んできて、横取りしていきます。
ライオンがエサを食べようしてと大きなお口を開けたその一瞬をねらってエサを取っていきます。
エサをあげている私たちも何があったかわからないのですが、ライオンもおなじで、口を「モグモグ」し食べたつもりになったあと、「あっ!肉がない」と気づき切ない顔をしています。
 ジャングルバスから動物にあげるエサは、動物たちにとっては、おやつみたいなものです。夕方になるとそれぞれのお家で1日のエサが用意されています。しかし、私たちと同じように動物たちも「おやつ」が大好きです。
それを取られるのですから、たまったものではありません。
ライオンも必死におやつを食べようとしますが、トンビも時には体にぶつかるほどの勢いで飛び、エサを横取りしていきます。
百獣の王といえど、うかうかしていられません。パンフレットには載っていませんが、スピードと迫力を演出してくれる、隠れた名優です。今日も、今か今かと円を描くように上空を飛びながら、こしたんたんとおやつの横取りを狙っています。



 メールアドレス   lion@africansafari.co.jp


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