■2001年 9月10日
 臼杵仁王座。平日は観光客もまばらで静かな通りですが、今日はちょっとよそよそしい。

 臼杵のCATVセンターから上る道には通行止めの表示が・・・。
 「すみません、撮影中なので向こうから回っていただけますか?」と黒いスタッフTシャツを着た人に止められた。

 そう、今日から臼杵の街は映画のロケなのだ。
 ちょっと大回りして、春日の局の住居跡の横を通って上っていく。 9月だというのにまだまだ暑い。次第に額に汗がにじんでくる。
 今日の撮影の控え室はこの仁王座の公民館。出番を待っているのか高校生がたくさんいた。
 ロケ現場へ到着。
 高校生たちが仁王座の坂をしゃべりながら下るシーン。

 「スタート!!」と声が響くと、緊張した張り詰めた空気が付近を支配する。見ているほうも、息を止めてしまいそうな、そんな雰囲気。

 「カット!!」の声でほっと一息。ここに出ているのは、みんな臼杵市に住む高校生。みんな公募で選ばれているとのこと。
 大林監督は一段上った民家の庭先からきりりとした表情で高校生を見つめている。

 「俳優の皆さん・・・」と大林監督の指示が続く。そう、彼らはみんな俳優さんだ。高校生にも丁寧に指導する、大林監督の心意気が素敵だと思った。

 本番開始前、昨晩亡くなった相米慎二監督を悼み 5秒間の黙祷をささげた。


 同じシーンを何度も繰り返し撮影するスタッフ。
 なんだかみんな職人だ。ピリッと動く姿がすがすがしい。
 大林監督の背中越しに・・・。


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 歩いていると気持ちよく「こんにちわ!」っと声をかけてくれた高校生2人。鈴木さんと猪俣さん。
 
 2人とも臼杵市内の高校生。ちょっとインタビューさせてもらった。

出番はまだなの?
「10時から待っているのだけどまだなんです。」(このときは昼の1時すぎ)

その制服は学校の制服?
「いいえ、撮影用です。それに2人とも学校が違うんです。」

今日は平日なんだけど、学校はないの?
「公休なんです」(わっ、懐かしい響き。うらやましい・・・個人的感想)

今日は何時までここにいることになっているの?
「5時か6時までです」

今日が終わったら、いつ撮影があるの?
「22日に黒島であります」

「え、黒島もセーラー服なの?」
「水着かも・・・。」

 一瞬喜んでしまったオヤジな私です。とほほ。

 インタビューに答えてくれてありがとうございました。
 撮影は10月上旬まで、臼杵石仏や旧野上家などで行われるとのこと。「なごり雪」とは、お隣、津久見市出身で大分舞鶴高校OBの伊勢正三さんの歌かららしいです。(ということは、コアラ事務局の小野美香や私の先輩ですね。)もちろん伊勢さんもこの映画に出演するとのことです。
 いろいろな俳優さんも来るらしいので、皆さんも臼杵市にお出かけになってみてはいかがですか?

 それにしても大林監督はかっこよかった。

Reported by Kuniaki Kadowaki
大分コアラ 天神コアラ