大友府内〜よみがえる中世国際都市〜


大分市顕徳町で発見された大友氏館跡が、国指定遺跡になります。
それを記念して、講演会や史料展示などが多数開催されています。

大分県立先哲資料館では、「大友府内〜よみがえる中世国際都市〜」として発掘調査と古文書調査による400年前の府内の様子の復元を特別展示しています。
こちらが大友宗麟公。(1530〜1587)

戦国時代に活躍しましたが、武将としての
活躍よりも、貿易や経済、そして外国との交流で
名を残した人物です。

キリシタン大名として歴史の教科書にも登場しています。

入り口に展示されている山車の木製車輪

当時毎年六月に行われていた府内祇園祭に
つかわれていたものです。

大分市上野の弥栄神社の境内に残されてい
ます。
発掘された品々や当時の大友館周辺図などが展示されています。
写真(右)は大友館正門前にひろがっていたとされる「御所小路町」跡からの出土品。
こちらは沈香(じんこう)とよばれる
東南アジア産の香木(の香りがする袋)。

宗麟をはじめとする当時の府内の人々は
大友館内で香りを楽しんだそうです。

ヒノキに似た感じの、ス-ッとする香りです。
写真右上にある木片が沈香です。
大分香りの森博物館蔵、とのことです。

400年間かわらぬ香りなのでしょうか。
大友館の「庭園」跡から出土した品々。
糸きり土師器杯や、タイ産の壷のかけらなど。
大友宗麟の書状。

米・大豆の納入割当状など。
収められた物資は「御蔵場」とよばれる倉庫に保管されていました。
戦国時代の府内の現在地比定図。

現在の顕徳町三丁目あたりに
大友館があった模様。

古文書によると、府内には5000軒もの
町屋敷があったとされています。

展示室内にはモニターがあり、
当時の府内の府内の様子をCGで復元した物を見ることができます。
大分の住民である私達にとって、もっとも身近な武将である大友宗麟。
その館跡出土品の展示とあって、思った以上にたくさんの方々が見に来られていました。

学芸員の方にうかがったところ、やはりかなりの盛況の様子。
(ちなみにこの学芸員さん、一般の方でも依頼に応じて出土品の説明などをしてくださいます)

みなさんも、郷土の歴史に触れてみませんか?

他の大友氏関連イベントに関しては、大分市役所のページで確認できます。
大分市役所ホームページ


特別展「大友府内〜よみがえる中世国際都市〜」
8月23日(木)〜10月6日(土)まで
〔開館時間〕9:00〜17:00
〔休館日〕日曜・月曜・祝日と9月25日(火)
〔日曜特別開館日〕8月26日・9月2日
〔主催〕大分県教育委員会・大分県立先哲資料館
〔入場料〕無料

大分県立先哲資料館 一階展示室
(大分市駄原587−1 tel 097-546-9380)

reported by miyako taguchi
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