三和酒類見学会
(2000.10.12)
 宇佐市にある三和酒類株式会社は焼酎の「いいちこ」でおなじみですね。この度、その三和酒類さんの工場を見学させていただけることになりました。
  
 これは日本経済新聞社大分支局の方が企画してくださった見学会で、大分日経懇話会の皆さんが参加されたもの。
  
 上記写真の左から日本経済新聞社大分支局の樫原さん、岡本さん、三和酒類株式会社・営業企画課の三好さん。

 皆さんの準備のおかげで参加者は楽しく見学することができました。
 さて、バスで約1時間。

 現地・宇佐に着くと早速工場見学です。

 久しぶりの社会見学といった雰囲気。
 三和酒類では、焼酎を作るだけでなく、それを醸造をする際にできる焼酎粕から有効利用できる食品素材を開発・製造されています。
 単に焼酎粕を処理する技術を開発するのではなく、「有効に」利用し、さらには利益をももたらす…。その、常に一歩上を目指す向上心には頭が下がる思いです。

 現在ではその研究の成果として、「発酵大麦エキス」「発酵大麦ファイバー」といった新素材を開発し、それらを利用したドレッシング等を販売するところにまで至っています。
 もちろん、本業(!?)のお酒もこちらの工場で作られていますよ。

 このタルに美味しいお酒が眠っているのです。中身を含めた重さはなんと1タル500キロ!こっそり持ち帰ることは不可能です…。
 こちらは焼酎醸造場の様子。

 テレビでは見たことがありますが、実際に近くで見たのは初めて。

 思った以上に大きくて驚いているところに…
 「どうぞ!」と差し出された小さなグラス。

 これは「原酒」なのだそう。近づくとツンと突き刺すような鋭い香りがします。

 44度あるというこのお酒を飲む見学者の皆さん。…嬉しそうでした。
 飲んだくれている訳ではありません。しっかりお勉強も。

 どのようにして美味しい焼酎「いいちこ」ができるのか解説してくださっているのは三和酒類の下田さんです。
 工場見学は1時間あまりに及びました。

 広い広い工場敷地内。土地の広さはなんと約6万坪!

 建物から建物へぞろぞろと歩いて移動する一行。
 こちらはぞろぞろと移動するできたての「いいちこ」。

 ココから皆さんのもとへと届けられるのですね。
 一通り見学し終わったところで、研究に関する講義が行われました。
 約30名が集まっての講義はピカピカの新しいお部屋で。

 なんでもこの建物はできたばかりで、研修用にと作られたこのお部屋も今回はじめて利用するのだとか。
 余談ですが、同じ建物の中には社員食堂もありました。

 中を拝見してびっくり。ガラス張りで燦々と光が差し込むその空間は、まるでホテルのレストランのよう。

 社員さんが羨ましい…。
 その羨ましい社員さんのお一人、大森さん。三和酒類研究所の副所長さんでいらっしゃいます。

 講義では、何を目指して何を研究しているのかをお話してくださいました。
 その内容もさることながら、大森さんの自信に満ちた態度がとても印象的でした。自分たちの研究しているもの、作っているものに対してどれだけプライドを持っているかということが伝わってきます。

 商品化に際して注意していることの中に、「商品に思い入れがあるか」「商品にオリジナリティーがあるか」という点を掲げているあたりにもうかがえるその志。

 あとから聞いた話ですが、大森さんをはじめ、研究員のうち3人が「ドクター」なのだとか。大学でではなく、働きながら論文を書くなどして博士となったなんて、本当にすばらしい!

 人材はもちろんですが、そのような職場の環境を作っている会社もすばらしいですね。
 そうそう、こちらは研究所の前に植えていたリンゴの木なのですが、これは「研究者はニュートンにあやかって新しいものを開発しよう…」という思いで初代和田会長の発案のもとに植えたたのだそう。

 代々、三和酒類の方は向上心に溢れているのでしょう。
 さて、講義のあとは質疑応答。

 といっても、いくつかに分かれて着いた席では三和酒類のお酒に囲まれて、和やかな雰囲気です。
 左は同席させていただいた三井不動産大分支店の田中支店長と佐伯建設の川崎社長。

 (インターネットを話題にするなど、気を使って頂いてありがとうございました…。)
 講義でもお話いただいた三和酒類株式会社の熊埜御堂社長も席に着き、皆さんからのご質問を随時受け付けます…ということだったのですが。

 皆さん質問よりもテーブルに並べられたお酒に興味をもたれた様子。
 最後は美味しく楽しく過ごすことができた見学会のお礼を熊埜御堂社長に。

 中身はチョコレートだったそうです。お酒に合うからかしら…?
 見学が終わり、バスにて大分へ。

 今回、男性の参加者ばかりだった中で、私の話し相手になってくださったOABの鈴木さん(写真右)と車中で記念撮影。

 アナウンサーなんですって。どうりでお美しい…。
 お互いに新人ということがわかり、「頑張りましょうね。。。」と励ましあってお別れしたのでした。

 工場の見学で「焼酎」について得た知識に加え、多くの方と知り合うことができ、とても充実していた見学会。参加させて頂いて感謝、感謝。

 すぐに影響を受けてしまう私はきっと、焼酎は「いいちこ」、国産ワインは「卑弥呼」を買うようになることでしょう…。

reported by mika ono : breeze@fat.coara.or.jp

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