ハイパーネットワーク99 別府湾会議
http://www.hyper.or.jp/katudou2/bbc99/
CANとサイバーコミュニティ
〜ネットの中の主人公たち〜
セッション1 キーノートスピーチ

 2年に1度、(財)ハイパーネットワーク社会研究所が主催となり開催されている「別府湾会議」が、99年11月18日・19日、大分市と湯布院にて開催されました。

 国内外からの参加者は約250名。

 はじまりに、郵政省電子通信局・塩崎充博氏がご挨拶をされ・・・


 公文俊平ハイパーネットワーク社会研究所所長から、世界の新情報通信インフラ(ヨーロッパではモバイル、カナダでは光ファイバー、アメリカでは既存の電話線やケーブルテレビの同軸ケーブルを通じて)、そして日本の課題、光と無線のデータ通信サービスの広域化についてスピーチが行われました。

 つづいて、アンドリュー・シャピロ氏(マークル財団・「Control Revolution」著者)より、「WEBの入り口をグローバルな繋がりとローカルなフォーカスの双方を満たせること、またローカルな企業と提携し、“バランス”をもつこと。これからはコラボレーション&バランスが多数派になることを期待したい。」と、自分の意見はアメリカでも“少数派”だと謙虚な表現をされながらスピーチをされました。

 つづいて、ビル・アーノルド氏(カナダ情報ハイウェイCANARIE部長)から。

 実はインターネット利用率は、アメリカ30%、カナダ50%なのです。

 カナダでは、情報通信を光ファイバーに重点をおいており、電話会社ではなく市や教育委員会等で光ファイバーを敷設するとあっという間に安くひけてしまう。
 カナダは、3番目の新しいネットワーク「コンドミニアム・ネットワーク」をつくろうとしている、それぞれの団体が自分のファイバー・ネットワークを所有していてコミュニティ主導型、一番大事なのはコミュニティがサービス・プロバイダを選択できるということ。
 こういったことは、電柱の多い大分は向いている、と話されました。

 ロサンゼルス・タイムズの記者で現在国際大学GLOCOMに所属のLeslie Helm氏から、「アメリカの広帯域アクセス展開の遅れ」に関して質問があがります。                                                                            

 コアラメンバーも顔ぶれもあちこちに。

 ニューコアラ後藤国利会長も、臼杵市を含む豊の国ネットワーク高速化のプロジェクトを施策中ということもあり、かなり真剣。

セッション2 全体討論

 ニューコアラが大分でサービスを開始したADSL(高速通信)サービスのデモンストレーションを行い、夏祭り「府内ぱっちん」の映像を流しました。

 元(株)ニフティ社長の岡田智雄氏から、ニフティの会議場(フォーラム)の地域性、問題とされていたフォーラムのシステムオペレーターの役割等が話されました。

ここからコミュニティサイト運営者・・・

 日本全国5万校を網羅し、65万人の登録者がいる同窓会サイト「この指とまれ」の運営者は、長崎県の小久保徳子さん。女性SE4名で運営しているものの、収益がとれないことで四苦八苦されているのだとか。
 日に5000人の登録者があり、600名のボランティアサポーターがいるのだそうです。

 WWW千葉ニュータウンからは、矢延治さん。
 地域問題や、新しく移り住んだ人達とコミュニケーションする中で人の繋がりがフランクになってきている、全てボランティで運営しているがビジネスへの展開は考えていないのだとか。

 ポピュラー・サイエンス・ノードの森山和道さん。

 企業からサイトを紹介してほしいと相談され、メールマガジンを発行したことからはじまり、現在は科学・SF・書評などをコンテンツとした人気メールマガジンを発行されています。

 OK Webの兼元謙任さん。
 知りたいことを教え会うサイト、ボランティアで始めたことが、企業からこのシステムが欲しいということでビジネスとしても展開しているところだそうです。i-mode版も登場しています。

 ベビカムONLINE の安西正育さん。
 妊婦さんをメインとしたコミュニティサイト、ホームページを中心として展開しているのに既にビジネスとして軌道にのっているのだとか。
 今後ECや発行している雑誌等を発展させるそうです。

 こちらも、ビジネスベースにのっているWeekly SOHO の森博臣さん。

 インターネットビジネス・SOHOのプロフェッショナルな投資を回収できる仕組みを考察されているそうで、現在のメールマガジンの発行数は41000部。充分黒字なんだそうです。


 このコミュニティ・サイト運営者の方々は、今回の別府湾会議で、参加されていた様々な企業の方からのサポートやビジネス展開のお話がすすんだということで、喜ばれていました。
 また、コミュニティ同士が繋がりあう、という展開もありそうです。

インターネット電子レンジ

 この日、デモンストレーションされたCMでお馴染みの「インターネット対応電子レンジ」。

 まずは、インターネットに繋いだパソコンからメニューを選んで献立情報を付属の「お料理情報ボックス」へダウンロード。

 「お料理情報ボックス」を電子レンジにつないぐと、ダウンロードしてきた情報(材料や過熱情報)が表示され、自動的に料理してくれるというわけ。

 女性参加者が集まってきて興味津々。

参加記念写真

 毎回、別府湾会議へ参加された方々で撮影する記念写真。

 ホテルのロビーにて。

交流会

 交流会には、平松守彦大分県知事が参加くださり、御挨拶をいただきました。

 2002年ワールドカップサッカーから、立命館アジア大平洋大学等における大分の情報化に努めてくださっている様子が伺えます。

 通産省機械情報産業局の氏兼裕之さんからの挨拶もいただき、カナダのアーノウドさんの合図で乾杯いたしました。

 立食でしたが、お料理が非常においしく好評で、だんご汁や新鮮な海産物、豊後牛、しいたけ等、特産品がずらり。

 減るスピードが早かったのもうなずけたほど。

 アンドリュー・シャピロさん(中央)は今回の日本出張が新婚旅行だとか。

 日本生まれの美しい奥様と終始仲良く寄り添われてました。
 

 かつてコアラ事務局に出向されていた高橋明子さん(左)、マレーシア在住のハイパーネットワーク社会研究所の会津泉氏(中央)と、公文俊平先生(右)。

 会場の後ろには、(左から)STEの方、この指とまれの運営者小久保徳子さん、ゼンリンの土屋重幸さん。

 この時到着された、東京大学大学院の先生、浜野保樹さん(左)、モーターライズの樋口真嗣さん(右)。

 中央は私、友成です。実は友成、浜野さんとはレアモノ交換暦が長いのです・・・。

 浜野さんからは、銀座の有名てんぷら屋のてぬぐいや、黒沢明監督のキーホルダー、映画「タイタニック」選定員用ビデオなどなど。今回も樋口さんの作品映画の限定Tシャツをサイン入りでいただきました。
 友成からは、イワシめんたい、おサルな博多人形、私の気に入ってるお菓子など(私のはレアじゃないな・・・)

 浜野さんのお話は、辛辣なジョークがかなり冴えてていつも大笑いさせられるんです、世界の大物(スピルバーグやJ・キャメロン等)とお友達ってとこがまたウケちゃいます。

 コアラ暦の長い西尾啓伸さん(左)と、郵政省の酒井雅之さん(右)。

 

 かわいいファッションで目立っていた久保木真人先生(大分芸術文化短期大学)を囲んだ、天神コアラ事務局スタッフ。

 左に梅野寿美子嬢、右に向井晃子嬢。

 インターネット電子レンジで調理したポテト料理。
 朝早くからコアラ事務局の草本さんが山盛りのジャガイモを切って準備してたのです。
 話題のレンジに周囲には人だかりが。

セッション3

 所かわって場所は湯布院。

 毎回、浜野さんがデジタル・エンターメント業界で異才を放つ方がたを連れてきてくださいます。

 この時、既に温泉にはいって普段着または浴衣姿の人も。。。

 樋口真嗣さんは、現在、黒沢明監督が映画化されなかった幻の作品をアニメーションで映画作品にしあげているところ。

 その行程を映像で見せていただきました。

 ジョージ・ルーカスを生み出した南カリフォルニア大学コンピュータ・アニメーションラボのリチャード・ワインバーグさん。

「日本の5つの“P”は、ピカチュウ、Play Station 2、Princess MONONOKE(もののけ姫)、パソコン、パチンコ」
と、親日家らしい鋭いジョークも。

 ラボの学生さんが作った、CGアニメーションの作品も映像で見せていただきましたが、短期間の作品だということでしたが、なかなかの出来。

 つづいて、マレーシアのMSC内に開設されたマルチメディア大学クリエイティブメディア学部のアブ・ハッサン・イスマイルさん。

 最新鋭マシンを取り揃えて、学生達にデジタル作品を次から次へと作らせているのだとか。

夜なべ談義

 さらに夜は更けて・・・

 浴衣姿の方が目立ちますが、ここからはオールナイトで談話を自由に楽しんでいただく「夜なべ談義」。

 もちろん、お酒と軽食はご用意しています。

 かつてのコアラ事務局員と現在のコアラ事務局員スタッフがお酒を交わす姿も・・・。

 しかし。

 深夜2時40分でこの熱気。

 かつてない程の盛り上がりだったことは言うまでもありません・・・。

 これが記念の飲み干しビール。

 この他に、焼酎や地酒がまだまだございます・・・。

2日目へつづく・・・


1999.11.22 Reported by Miho Tomonari(mipori@fat.coara.or.jp)


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