”大分国際車いすマラソン大会”を支える人々・・・
日時:1999年10月31日11時スタート
場所:大分県庁前スタート・大分市営陸上競技場ゴール
*OBSラジオと一緒に大会の模様をインターネットで生中継します!



ゴールとなる大分市営陸上競技場

世界各地からアスリート達が集う、「大分国際車いすマラソン」
1981年11月1日社会福祉法人太陽の家、中村裕博士の提唱により、14ヶ国117名の選手達によって開催された、第1回の”大分国際車いすマラソン大会”。それから19年。今年は10月31日に、”第19回大分国際車いすマラソン大会”が、大分市営陸上競技場で開催されます。


大分川沿いでは選手達がトレーニングしています

世界でも名高い大分国際車いすマラソン大会ですが、日本国内を始め、海外からも多数の選手が参加し、今年は26の国と地域から69名の外国人選手を含め、総勢401名が出場します。
「大分の大会では、ボランティアや関係者の方々がとても暖かく迎えてくれるので嬉しいです」と、参加選手からの声もある様に、この大会は多くの人々の手によって支えられています。


外国人選手達の受け入れをしている、社会福祉法人・太陽の家
(左から)安岡さんと仲前さん

第12回から外国人選手の受け入れ手続きを担当している、社会福祉法人太陽の家安岡由恵さんは、「メールが普及して、海外とのやり取りがとても便利になりました」と、国によっては連絡に時間がかかったりと、色々大変な面も多いのだとか。「でも、実際に選手達にお会いして、出場する為に一生懸命練習されている姿を見ると、苦労したのも忘れてしまいます」と、選手達とは家族や友人の様に親しくなり、そういった人間と人間との触れ合いがあるからこそ、長年続けてこられたのだとか。


通訳ボランティアのCanDo(代表後藤恵子さん)の方々

そして選手が大分入りした後は、通訳ボランティア、”CanDo”の人達が各国選手のお世話をしています。


外国人選手達を受け入れている、大分に私鉄グランドホテル、祝初支配人
藤岡さん

外国人選手達が宿泊しているのが、競技場へも近く、大分川沿いでの練習にも便利な、大分西鉄グランドホテル
第2回大会から選手の受け入れをされていましたが、今年で最後となってしまいます。9月末に一度営業を終了したそうですが、選手達が来県する10月27日から、宿泊を受け入れ始めました。


玄関には段差を無くす様にと埋め立てられています

”バリアフリー”という言葉さえもなかった当初。コンクリートで段差を埋めてのスロープ作り、身障者用のトイレの設置、室内や通路から障害物を排除と、車椅子での生活に支障が出ない様にと、様々な配慮をされています。


身障者用トイレも新たに設置

また、世界中から集まるアスリート達に合わせ、菜食主義の方、宗教的による食事制限の選手、それに、エネルギーになりやすいパスタを大会前日に準備したりと、食事にも細かく気を配っているとか。


選手の受け入れを担当されている、
(左から)梅木さんと野田さん

「安全面に一番気をつけています」と、宿泊支配人の藤岡さんは、毎年来られる選手達とのコミュニケーションを大事にされている様です。


ホテルのロビーには選手達の姿が見られます

ホテルのロビーは、トレーニングに向う人や車椅子の点検をする選手達等の姿が見られ、本番前の緊張と、久しぶりに会う人との交流で活気に充ちていました。


アメリカから初参加のTomGormanさん

「17時間のフライトでやっと大分に着きました。今は競技用の車椅子の到着を待っているとこです」と、アメリカから来られたトム・ゴーマンさんは、3週間でシカゴ、デトロイト等、3回も競技大会に出場したのだとか。「マラソンをする事で肉体的にも精神的にも健康になった」と、自身への挑戦、大会を通しての人々との出会い、そして新しい土地への旅行という様に、競技に参加をする事自体をとても楽しまれています。「冬は子供達とスキーもするんだよ」と、活動的なトムさんですが、「2時間で完走できればいいね」と、タイムを競うというよりも参加し、完走する事が大事だと話されていました。



大会を支える人々の一生懸命サポートする優しさや、選手達の明るい笑顔が心に残る取材でした。。。

当日はインターネットでも大会を中継します。是非ご覧下さい!

10月31日11時スタート!

(1999年10月29日 Reported by Y.Kusamoto)