国際女性ビジネス会議99


 入り口受付は、数十人のスタッフが対応

 今回で4回目となる「国際女性ビジネス会議」(国際女性ビジネス会議実行委員会主催・東京)が、昨年にひきつづき、今年も東京のスイートスポット、お台場の“ホテル日航東京”にて開催されました。(1999.9.18)

 今年、同会議への参加者は550名を越え、キャンセル待ちも出たということで大変な盛況ぶり。

 今年のテーマは「エクセレントパーソンへの挑戦」。
 女性の高学歴化、社会進出、、、というところまではある程度一般化したものの、会社の中での責任ある立ち場、昇級、結婚・育児と仕事の両立、さらには起業という面で、まだまだ日本は女性ということが大きなハードルになることを、どう乗り越えるか、という話。


 グレイさんの言葉で会場は名刺交換へ

 米「ワーキング・ウーマン」誌編集長のバーナデット・グレイさんは、現在アメリカで活躍する女性たちを取材する中で感じてきたこと、また自分自身が2児の母でありながら、キャリアを積んできた中で、成功する女性のあり方を「変化を好む」「自分を売り込める」「良い転職をする」「少し背伸びする必要のある環境にいる」などのキーポイントを紹介されて会場の女性を励まされていました。

 さて、この会場に参加した女性ですが、平均年齢36歳、平均収入600万円という、いわゆる「キャリア組」。

 確かに20代に見える女性の姿が非常に少なかったので、10年以上のキャリアを積んで、さらにステップアップしたい、という女性が大半なのでしょう。

 バーナデットさんによれば、米国では、会社役職の46%が女性で、900万人の女性が会社経営をしているのだとか。
 特に、役職に最低2人は女性がいる会社程売り上げが高いのだそうです。

 今だに、大勢の女性がお茶だしとコピーとりを笑顔で甘受する日本とでは2、30年差がありそうですね。

 そういったこともあり、この会議を開催されている株式会社ユニカルインターナショナルさん(70言語対応のコミュニケーション・コンサルティング会社)の代表取締である佐々木かをりさんは、日本の成功した女性企業家として“カリスマ”的存在なわけでしょう・・・。

 ところで、この会議は、一流ホテルで一流ホテルの料理をランチ・コースでいただきながら・・・というシチュエーション。

 もはや、高収入のキャリアウーマンたちは、これくらいのサービスがなければ集まらず、こんなことで喜んだり動揺したりしない・・・?
(私は参加する度、毎年喜んでいる)

 ランチタイムも、ずっと立ち上がって名刺交換で勤しむ参加者たち。
 新しいネットワーク、ビジネスチャンスを・・・と貪欲な姿勢には圧倒。

 自分のアピールも仕事の紹介も上手ですし、言葉使いや会話が洗練されています。

 ランチの後には、久保京子さんと佐々木かをりさんのトークショー。

 モデルと女優、高校生の男の子の母、会社経営、と多忙な久保さんの生活は「自然体」が基本となっているのだとか。
 力は入りすぎていないけど、チャンスを自ら招くこと、これを自然体でこなしているのだそうです。


左:マイクロソフト人事部マネージャー伊藤恭子さん、右:日経ウーマン副編集長安原ゆかりさん

 午後からは、分化会。

 4つの分化会から、「企業内でのエクセレントパーソンとは」へ参加してみました。

 外資系銀行から転職され、マイクロソフト人事部マネージャーの伊藤さんによると「企業にとって必要となる人材の資質は異なりますが、その人がいかにフレキシブルで適応力、色を変えることができるか、また自責できる人が、うまく仕事をやれる人では。」ということ。


 分化会には数百人が・・・

 安原さん(日経ウーマン副編集長)のお話はとても興味深かったですね。
「以前は、女性の8割が子供ができたら家に入りたい、と答えていました。山一証券の事件前後から状況が変わってきて、『消えるOL、笑うOL』という特集が売れたんです。
 今、8割の女性が子供ができても働きたい、と答えています。
 その背景には、離婚するかも、結婚しないかも、夫がリストラされるかも、といった社会変化を伴った心理変化があるようです。」

 次の分化会は「インターネットビジネスの可能性」をテーマにした会議へ参加してみました。

 会場の女性へ
「インターネットを利用されている方は?」
 と尋ねてみると、100%の女性がと挙手。さらに物販をWeb 上でされている方も10名弱ほどいらっしゃいました。

 講師に、米国で年間12億の販売売り上げがあるフラワーショップの日本代理店を立ち上げ、米国のe-コマースシステムを日本で販売する会社、また、インターネットビジネスのコンサルティング会社から、今後の新しいインターネット・ビジネスが紹介されました。

 夜は、交流パーティが開催され、ここでも参加された方々の熱心な名刺交換が見られました。

← 乾杯の音頭は、バーナデット・グレイさんのかけ声で・・・。

 

 それにしても、あっという間に見事なまでに料理は片付いてしまいます。

 やっぱり仕事といえども、女性にはおいしい料理、素敵な場所は欠かせないということなんでしょうか・・・。

 東京には、たくましい女性が沢山集まるなあ...と毎年感心させられます。
 九州の女性もがんばろう!


1999.09.18 Reported by ミホ・トモナリ(mipori@fat.coara.or.jp)
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