大分市美術館
開館時間 10:00〜18:00(月曜日休館)
〒870-0835大分市大字上野865番地
TEL:097-554-5800

2月17日、上野の森に大分市美術館がオープンしました。


常設展示室

館内は、約1,000点ある所蔵品の中から、ジャンル別に常時約70点を展示する、4部屋の常設展示室と、特別展を開催する、2部屋の企画展示室に分かれています。

福田平八郎氏
「池辺の家鴨」

常設展では、大分県が誇る福田平八郎氏高山辰雄氏のコレクションを始めとする、名画が鑑賞できます。
中でも「この家鴨がかわいい。」と、ハイパー研武本さんのお気に入りの1点は、福田平八郎氏家鴨の掛軸。偶然にも武本さんと同じく王子町に住んでいたとか。武本さん、「なるほど、親近感がわくね。」


今井俊満氏 「鯉のぼり」

私が個人的に気に入ったのは、この壁一面に描かれている、大分出身、今井俊満氏の「鯉のぼり」。大胆に描かれた赤い色が力強さを感じさせます。
他にもまだまだ素敵な作品が揃っています。
企画展では「田能村竹田と上方文化」が開催中。


図書コーナー

館内には、図書コーナーがあり、窓から眺める自然の中で美術書が閲覧できます。


ハイビジョンホール

”ハイビジョンシステム”では、大スクリーンで美術史等のビデオ鑑賞が楽しめたり、作品や作家に関する情報を得る事もできます。
映像を見ながらだと、楽しんで勉強できそう。

そしてこの美術館の一番の特徴は、周りの自然と上手く調和しているところでしょうか。大きな窓から沢山の光が射し込み、ゆったりとした空間を作り出しています。

展望ロビーから見る市街地の景色は壮観。

そして至るところにベンチがあります。
壁一面の窓。まるで自然の中にいるかの様に、ゆっくりと休憩でき、最適の環境。


コアラ会員・山本倫子さん

と、「どこかで見た顔が・・・」。そうです、1月のコアラナイト(コアラ会員等による、オフミーティング)に参加して下さった、山本さんが、受付にいらっしゃいました。「記念展の間だけなんですけどね。」と、相変わらずの素敵な笑顔。


ミュージアムショップ

ミュージアムショップもあり、ポストカードやオリジナルグッズ等が販売されています。

高山辰雄氏デザインの
ネクタイ(7,000円)

高山辰雄氏がデザインした、ちょっと渋い色合いのネクタイやハンカチは、他では買えず、人気の品。

オープン記念として、今回は京都の細見美術館所蔵の作品も展示されています。


細見美術館
吉川由香さん(左)
伴野悦子さん(右)

昨年3月に、京都に開館したばかりの細見美術館は、日本の古美術を展示しています。豊臣秀吉が、奈良の吉野にお花見に行った時の模様を描いた、「豊公吉野花見図屏風」や、伊藤若冲の作品等、大分では初めて公開される物もあり、「中々見れない、展示期間限定の作品もありますので、是非ご覧下さい。」と、細見美術館の事務局員の方も話していました。


体験学習館・チャイルドハウス

子供達に”物の豊かさ”だけではなく、”心の豊かさ”を育ませようと、”チャイルドハウス”と呼ばれる、多目的広場もあります。自然の物を利用して創作したりと体験学習ができ、子供達も楽しんで学べそうです。


安藤泉さん・「遊星散歩」

突如巨大な像が・・・
安藤泉さん作、銅で出来ている像のオブジェ。大人から子供まで沢山の方に来館してもらおうと、特別に作られた物だとか。


レストラン「オ・プルポ」

敷地内には、大分では珍しい、本格派のスペイン料理のレストラン、「オ・プルポ」があります。21時まで営業しているので、美術館が終わった後も、ゆっくり食事が出来ます。


大分市美術館・学芸課・普及係
溝口晴美さん

美術館を支えているは、学芸員の方達。でも、学芸員とはどんな人達なんでしょう?
元美術教師、普及係の溝口さんは、”教育普及活動”という仕事をしています。鑑賞教室を開いたり、学校等へ美術作品を持って説明に行く、いわゆる”出前教室”等をしています。「子供達が美術に興味を持ち、強制的ではなく自発的に来館してもらるよう、頑張っています。」
他にも展示企画、収集保存、広報活動、調査研究という分野に渡り活動されています。


大分市美術館・学芸課
菅章さん

”開かれた美術館”がコンセプト。「来館しやすく、”動き”があり、市民が美術鑑賞以外でも、気軽に利用できる場所を作りたい。」と。

また、”美術館ボランティア”を取り入れているのも、全国的に珍しい試み。「ボランティアだけども、高い意識を持ってもらい、市民との橋渡しとして、活躍してもらいたい。」と、1年以上研修を続けているとか。


外観は景観を壊さない様土色で、上野の自然に調和した、とても綺麗な美術館。
美術鑑賞だけでなくても、のんびりと過ごしたい時にぶらっと寄ってみるのもいいですね。


(by Yuko Kusamoto)