「モバイルする」
…が、1999年のビッグ・トレンド?

 日本ほど携帯電話・PHSが社会へ浸透している国というと、他にどこがあげられるでしょう?アメリカ?、、、韓国、シンガポール、、、意外にアジアほど普及率が高いのかもしれません。

 先日、米国・ロサンゼルスで、「携帯電話の普及率は日本に比べれば随分低いですよ。」と、現地の方からうかがいました。

 確かに、街中でもバスや電車の中でも携帯電話の呼びだし音を耳にすることはありませんでしたし、ましてや、ティーンエイジャーがディズニーの電子音をならす携帯電話を取り出す姿など、1度も目にすることはありませんでした。

 ご存知の方も多いでしょう、今年(平成11年1月)から、携帯電話とPHSの電話番号が11桁に変わりました。

 NTT Do Co Mo 九州(福岡市中央区)では、携帯電話内の記録メモリーを変換するためのブースが特設され、ビジネスマン達が次々に訪れています。

 今や携帯電話は“電話機”だけの機能では、ユーザーは飽き足りません。

 『モバイル』
 この言葉が最近、新聞や雑誌の中に繁茂していることにお気付きでしょうか。

 『モバイル』とはつまり、「移動しながら、何かをすること」、現在では、移動先にパソコンを持ち込んで、仕事やプライベートに利用することを意味して使われています。

 福岡市中央区に登場した【モバイルジョイ】は、パソコンが初めて、携帯電話もあまり使いこなせていない、という方達が、携帯電話・PHSでどんなモバイル・コンピューティングができるのかをインストラクターと一緒に学ぶことができるお客様参加型ショールーム。
 また、熟練モバイラーが自由に新しいアプリケーションを体験できたり、インターネットを利用することもできます。

 ここで見ることのできるモバイル・スタイルをご紹介しましょう。

 左写真は、東京からは半年遅れで九州へ入ってきたものの「携帯電話・PHSでEメールできる」と話題になり、OLさんをはじめ、若い女性の間でブレイクしている「Poket Board(9800円)」。

 Eメールを、最大100文字が約10円で送ることができます。

 ビジネスマン・キャリアウーマンのモバイル・スタイルとしては、、、

 右写真の薄型・軽量の新型ノートパソコンと携帯電話。
 
 インターネットをするのなら、現在、携帯電話は9600bps、PHSは32000bpsの速度までが可能、PHSの方が断然快適なのです。

 そして現在、むこう1999年3月31日まで、PHSを利用して、九州では福岡市天神周辺地域のみ、64000bpsでのインターネットアクセス利用実験がはじまっています。(モニターのみ)

 64000bpsというと、ISDNと同じ速度です、かなりの快適さを手に入れられるわけですね。

「【モバイルジョイ】では、インターネットに繋がらない時は、携帯パソコンと携帯電話、PHSを持ってきていただければ繋がるまでご指導いたしています。
 営業マンの方がここで会社に電子メールを送っていたり、全くモバイル未経験の方が1から学んだり、と様々に楽しんでいただいています。」

 と、【モバイルジョイ】所長・山口修司さん。

 
この【モバイルジョイ】で、携帯電話の歴史をたどることもできます。
 左写真の1番上の段にあるのは、肩掛タイプの携帯電話。
利用料金も高額で、お金のある人しか利用できなかった時代のもの、
次第に大きさが“ダウンサイズ”されてゆき、
右写真のように1991年には、手に持ちやすい大きさに変わったのです。

 「緑豊な公園のベンチに座ってモバイルコンピューティング」を表現している一角ですが、街角や公園、喫茶店でモバイルする若者達の姿は、あっという間に自然な風景に変わってしまうでしょう。

 実際、空港ではモバイルしているビジネスマンの姿をよく見かけます。

 こちらは最も新しく、楽しく便利でもある技術のデモンストレーション。

 カーナビと携帯電話が、音声認識によって便利なツールに変身します。

「お腹がすいた、お寿司が食べたい」
と携帯電話に言えば、カーナビがお店を探し、地図を表示する。
 選んだお店の電話番号を言うと、自動的に携帯電話がお店に電話をかける…。

 どうです?カーナビならここまでやってくれるものが欲しいでしょう?

 カラオケ好きな方には、モバイル・カラオケはどうでしょう。

 約50秒ほどで曲が出てくるそうです。

 【モバイルジョイ】では、1月中旬より、初心者むけの「モバイル教室」が開催されます。

 モバイルの楽しみ方を、4人のインストラクターの方たちが教えてくださいます。

 この日、PHSの64000bps インターネット接続の体験にいらしていた神田剛さん。

「とにかく速いですね。
 私はモバイラーなので、これなら電
 話代の心配がなくなります。」

 携帯パソコンとPHSでインターネットを利用することが多い私(友成)は、電子メールのやりとりはもちろん、デジタルカメラで写した画像をパソコンに取り込み、ホームページを作ることも多々あります。

 出張先や旅行先でインターネットができるのは「便利」を超えて「安堵感」を感じることができる、と言った方がよいでしょうか。

 パソコン知識はライト級でも、モバイラーとしては結構ヘビー級な私の生活、あなたの生活の中でも同じことが起きるとしたらいかがなものでしょう・・・?


Reported by ミホ・トモナリ(mipori@fat.coara.or.jp)