3次元立体映像実証実験 (2000.01.13)

 1月12日から行われている「3次元立体映像実証実験」のプレス発表が行われるため、準備にあわただしい1日がはじまる。

 記者会見の午後2時より前に、各報道機関の方々が集まり、金出先生や研究スタッフへのインタビューが行われています。

 本日の映像キャプチャリング実験には、大分のサッカーチーム「大分トリニータ」の川崎選手、赤星選手が、実験モデルとして参加してくださいます。

←青いユニフォームと背番号光る

 技術的な表現をせざるを得ないため、例えば「3次元」と「立体」の意味の誤解を招かないように解釈を入れたり、想像しやすいような例をお話していますが、やはりなかなかプレスの方も理解に難しいのでしょう、質問が相次いでいます。

 カーネギーメロン大学の金出先生、筑波大学の大田先生、竹中工務店の秋道さん、尾野コアラ事務局長が、技術的・専門的言葉や内容をかみくだいて返答される。

 この実験が、どういったものに応用がきくのかに興味が集まっているようです。

 金出先生のお話では、
「例えば、現在は過去あった出来事を文書や写真で記録として残していますよね。
 この実験で可能にしようとしていることは、『記録』ではなく、『出来ごとそのもの』を保存できる、ということなんです。
 起こっているイベントをまるごとそのまま保存しておくことで、後で何かを調べたくなった時などに、自分がその中に入り、あらゆる角度から再実現できるということなんです。」

 言葉では伝わりにくいことも多いと思われますので映像で見ていただくことに。

 竹中工務店で製作した、CGでのサッカードームとサッカー選手を「自由視点」で追いかける映像デモンストレーション。

 1999年12月に仮実験を行った時、4つのカメラで撮影したデータを合併させた実写映像もデモいたしました。

 このデモ・ビデオはこの場で配布されたため、夕方のニュースでは、どの局もビデオを利用してこの実験をニュースとして放送されていました。

 実写映像のデータ収集と合成に携わり、筑波大学・大田研究室でリーダーショップとられている北原さん。

 12月の実験の際のデータは、約1週間程で自由視点として見ることのできる結果ができあがったそうです。

 会見が終わった後も、尾野コアラ事務局長のもとへ、どっと記者の方々が詰め寄って詳細を確認されています。

 その間。

 大田先生がトリニータの選手へ、

「ここからここまでの敷地内が撮影区域」ということを説明し、

 さらに、カメラの位置も確認していただいています。

 報道機関の取材クルーは、研究スタッフのコンピューターとモニターに写し出される映像も撮影しようとデスクへ詰め寄ります。

 大田先生のカウントダウンで

 撮影開始。

 あまりにドリブルパスが上手で、映像レコード中ということを忘れてしまいそうだが・・・

 取材班は固唾を飲んで見守っている・・・しかし、音は録音していないので、一応静かにしている必要はない・・・。

 研究スタッフの方では、選手の映像の撮影が上手くいっているか確認。

 5m x 5mの中でメディアの方々も一緒に、『3次元立体映像記念撮影』を行うことに。

 カメラの方を向いて・・・ということで、皆で外をむいてレコード開始。

 


拡大

 ところで。

 昨日、FMラジオで今回の実験を聞き、ビーコンプラザへ訪れた青山高校の浜川樹里さん(右)と船石由紀さん(左)。

 金出先生のファン・・・ではありません(残念ながら)。

 もちろん、トリニータの選手のファン。

 あそこで、テレビ局の取材を受けている金出先生のお話、わかった?

高校生「難しかった。」

 うん、まぁそれがわかれば、大丈夫。

 研究スタッフは、カメラのデータがうまくレコードできているか確認中。


拡大

 ところで、高校生サポーターの彼女達、せっかく来てくれたのだから、と選手と記念撮影してもらう。

 やっぱりサッカー選手はかっこいい。

 モテてもしかたがないなぁ・・・。

帰りがけにも、

「一緒に写真とってください。」

・・・と、彼女達、チェキで選手と写真を撮っている。まるで学校の教室や廊下の風景のよう。

 そんな私も高校生のお2人に、「一緒に写真とりましょ。」と、お声をかけていただき、チェキで撮った写真をいただきました。

 紙に写真が出るというレトロ方式も久しぶりだったので新鮮、なかなか嬉しいものがあった・・・。


2000.01.13 Reported by Miho Tomonari(mipori@fat.coara.or.jp)

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