パラゴンがさりげなくある喫茶店


→あーでん(パラゴンのある喫茶店)

この説明文は、以下に続くメールの中の「パラゴン」についての予備知識をもってもらうために、JBL社のホームページ(http://www.jbl.com/、http://www.jblpro.com/)を参考にしながら岡本@ML辞書編集人がまとめたものです。

 パラゴン(Paragon)は米国のJBL(James Bullough Lansing Sound)社が1962年(昭和37)に家庭用として発売したステレオ・スピーカーです(コンセプト設計はリチャード・レインジャー(Richard Ranger))。JBLはジェイムス・バロウ・ランシングという天才エンジニアのイニシャルです。ランシングはカリフォルニア州ロサンゼルスに最初の会社であるランシング・マニファクチャアリング(Lansing Manufacturing)を1927年(昭和2)に設立しました。この会社は業務用(映画館向けなど)のスピーカーなどを製作していましたが、1941年(昭和16)にアルテック・サービス(Altec Service)に買収されました。「604 Duplex」スピーカーはこの頃(1943年(昭和18))に製作されたものです。1946年(昭和21)年になってランシングはカリフォルニア州ノースリッジ(Northridge)に現在のJBL社を美しい家庭用スピーカーの生産を目標に新しく設立しました。このJBL社が世に送り出したのが、ハーツフィールド、パラゴン、オリンパスなどの銘機です。美しい家庭用スピーカーへのこだわりは、現在でもK2、S3100を初めとする現在の製品シリーズにも引き継がれています。製品群には民生用シリーズ(ハーツフィールド、オリンパス、ハークネス、ランサー101、レインジャー・パラゴン、センチュリー、エベレスト)、モニターシリーズ(キャピトルレコードのモニターCS-50→4320→4331→4343→4344、小型モニター4312、大型モニター4350が知られている。 最新作・最強スピーカーはプロジェクトK2/M9500である。[K2という名前はヒマラヤ山脈のK2峰に由来])、キャバレーシリーズ(ライブ・ステージ等でハードに使用できるスピーカー) があります。

 ランシングは米国イリノイ州のミルウッド・タウンシップ(Millwood Township)でジェームズ・マルティーニ(James Martini)として14人の子供たちの9番目の子供として1902年(明治35)1月14日に生まれました。父、ヘンリー・マルティーニ(Henry Martini)はミズリー州セントルイス出身、母、グレース・エルブス・マルティーニ(Grace Erbs Martini)はイリノイ州セントラセル・シティの出身でした。ランシングが生まれた頃、父は石炭鉱山エンジニアだったために何度も家族は引越しを余儀なくされました。そのような時、ランシングは一時期、イリノイ州のリッチフィールド(Litchfield)に住むバロウ家(Bullough family)と一緒に暮らしていた。ランシングは後に名前をマルティーニからランシングに変えるときに、Bulloughの名もとりいれました。このようにして「James Martini」という氏名は「James Bullough Lansing」に変わりました。

 ランシングは幼少の頃から電気や機械に関することなら何にでも興味をもっており、10歳の頃にはライデン瓶(Leyden Jar)、12歳の頃には小さな無線送信機を製作しています。ランシングはイリノイ州のスプリングフィールド(Springfield)の高校を卒業すると自動車のエンジン修理工として働きはじめました。この時、自動車ディーラーの好意でデトロイトにある自動車修理工のための学校で学ぶ機会を得ました。1924年11月1日に母が58歳で亡くなった時、ランシング(22歳)は生まれ故郷のスプリングフィールドを離れ妻グレンナ(Glenna)の出身地のユタ州ソルトレークシティ(Salt Lake City)に向かい、無線局で無線エンジニアとして働きました。その後、ソルトレークシティにあるスピーカー会社のエンジニアとして働き始め、ここで後に一緒に事業を起こすことになったソルトレークシティ出身のケン・デッカー(Ken Decker)と出会うことになります。

 1927年にランシングはランシング・マニュファクチャリング社をロサンゼルスに設立しました。1934年に映画会社MGM(Metro- Goldwyn- Mayer)のダグラス・シェーラー(Douglas Shearer)が映画館で使用する実用的なスピーカー・システムを設計した際、ランシングはそのそのコンポーネントの製作にあたった。このシェーラーのスピーカー・システムは1937年度のアメリカ映画芸術科学アカデミー賞を受賞しました。1941年になってランシング・マニュファクチャリング社はアルテック・サービス社(Altec Service)に買収されました。1943年にランシングは「604 Duplex」スピーカーを設計。1946年にランシングは新会社「James B.Lansing Sound」(JBL)をカリフォルニア州ノースリッジに美しい家庭用スピーカーの生産を目標に新しく設立しました。1949年(昭和24)にランシング(James B. Lansing)は死去し、ウィリアム・トーマス(William Thomas)がJBL社の社長を引き継ぎました。1969年(昭和44)にシドニー・ハーマン(Sidney Harman)がウィリアム・トーマスからJBLを買収しました。このハーマンがJBL製品を海外にも積極的に販売を開始しました。

 日本では、1985年にJBLの「Everest DD 55000」システム、1991年にJBLの「K-2」スピーカー・システムが「Stereo Sound Journal」誌にて「Product of the Year」を受賞しています。
【2000/04/08 岡本明雄】

こんにちは、田仲です。
今回はとても驚いたことがある。 湯布院の「あーでん」という喫茶店なんですが、JBLスピーカーの不朽の超名器パラゴンが置いてあるのです!! 20年ほど前初めて本で見たとき、当時の高級車が買えるほどの値段がしていた名器です、今まで本物は見たことがありませんでした。 それがこのお店にさりげなくおいてあった。おいしいカレーを食べながら、パラゴンでクラシックを聞いて、なかなかいい時間を過ごしました。なお、自分で持ち込みのCDを聞かせてくれると張り紙があったので、今度yanniのピアノ曲を持っていって聴かせていただこうと思っています。パラゴンでジェンダワヤンを聞いたらどうなるか!? これも試してみたいですね、癒し系ですから許されるかも。
このJBLのパラゴンというスピーカー、31年間ものロングランを続けた商品だそうで、ユニットの新旧交代はあったが、全体の構成はそのまま引き継がれたという。 今のように工業製品が数ヶ月単位でどんどん新旧交代していく時代には無い豊かさがありました。 もう、このような名器が登場する時代はやってこないのではないでしょうか....
そうそう、使っているアンプもただ者ではなかったです。マークレビンソン、マッキントッシュ、メインアンプは真空管式。いずれもそう簡単にお目にかかれないものばかり。
【2000/04/05 田仲慎司】

こんばんは、松村です
At 10:00 PM +0900 00.4.5,Mr. Shinji Tanaka wrote:>
> 今回はとても驚いたことがある。 湯布院の「あーでん」という
> 喫茶店なんですが、JBLスピーカーの不朽の超名器パラゴンが
> 置いてあるのです!!

パラゴンは憧れのスピーカーでしたね。
「あーでん」のオーナー大谷祐香さんはゆふいんMLのアクティブメンバーでして、別府八湯MLのメンバーも知っていらっしゃる方多いんじゃ無いでしょうか? 先日の塚原さんoffのとき、ゆふいんMLから古庄ユキちゃんと一緒にヒットパレードクラブに参加されていましたね。
> 20年ほど前初めて本で見たとき、当時の高級車が買えるほどの
> 値段がしていた名器です、今まで本物は見たことがありません
> でした。 それがこのお店にさりげなくおいてあった。
> おいしいカレーを食べながら、パラゴンでクラシックを聞いて、
> なかなかいい時間を過ごしました。
あーでんのパラゴンがお店に運び込まれた当日、私も「あーでん」で立ち会っていました。そのときは、まだ調整もよくなく、ウーハーのエッジも危ない状況でしたが、メンテナンスに出した後は、ばっちりになりました。最初はウエスギのプリでマッキントッシュのパワーで聞いていましたが、今はマークレビンソンのプリですね。バーンスタイン/ウィーンフィルの「大地の歌」、ショルティのブラームスで調整の前後を聴きましたが、本当にバッチリになりましたよ
> なお、自分で持ち込みのCDを聞かせてくれると張り紙があった
> ので、今度yanniのピアノ曲を持っていって聴かせていただこう
> と思っています。
> パラゴンでジェンダワヤンを聞いたらどうなるか!?
> これも試してみたいですね、癒し系ですから許されるかも。
パラゴンが導入される前、ジェンダワヤンを聞いてみましたが、パラゴンではまだないな
> そうそう、使っているアンプもただ者ではなかったです。
> マークレビンソン、マッキントッシュ、メインアンプは真空管式。
> いずれもそう簡単にお目にかかれないものばかり。
パラゴンのメインは300Bを入れてましたか? 私が知ってる限りでは、マッキントッシュの石でしたが?
【2000/04/05 松村亮司】

田仲 様
栗田@竹瓦ヒッパレです。
パラゴンって我々の世代では垂涎の的みたいなもんで、いつかお金持ちになってああいうので聞きたいな、って思っていましたね。実際、大分県内で見かけたのは二台目で、一台目はジャズファンで有名な津久見市長さんの家でした。この前行った時に、今度はTSUNAMIのCD持って行くからねと大谷さんに言ったままでした。よーっしいくぞー!!
【2000/04/06 栗田達夫】

佐藤眞幹@別府八湯石垣ん湯です。

現役のバラゴンに会えるなんて、思っても居ませんでした。

> そうそう、使っているアンプもただ者ではなかったです。
> マークレビンソン、マッキントッシュ、メインアンプは真空管式。
> いずれもそう簡単にお目にかかれないものばかり。
>

これらだけでもすごい。
CDを平行巻きトランス(と、たぶん想う)をつかって、バラゴンを響かせる夢のようなことをーーー。サトウハチロウ氏が蘇ってきそうだ。やっぱり キチガイは まだ居るのだ。ERICH KUNZEL の シンシナテイポップスオーケストラは? マイルスデイビスとキヤノンボールアダレイの「枯葉」も百恵ちゃんや谷村新司の声はどう聞こえるのだろう。NAT KING COLE の「TOO YUONG」 ! いいのかなーー。
「月の光」ロンドンフイルの「シルクロード」は、どんなイメージに成るのかな。慎司さんの言うとうり ジエンダワヤンはどうなるのか? 期待する。わくわくするなあ。行きたいなあーー。日曜日は無理かもしれません。以上、キチガイと同類で当日五十七歳の青年。
【2000/04/06 佐藤眞幹】

塚原@大阪・中之島です。

こんにちは、花粉症の具合はいかがですか?

>佐藤 眞幹@別府八湯石垣ん湯です。
>現役のバラゴンに会えるなんて、思っても居ませんでした。
>>マークレビンソン、マッキントッシュ、メインアンプは真空管式。
>>いずれもそう簡単にお目にかかれないものばかり。
>これらだけでもすごい。

本当にすごいです、一度ぜひいらしてくださいね。

>ERICH KUNZEL の シンシナテイポップスオーケストラは?
>マイルスデイビスとキヤノンボールアダレイの「枯葉」も
>百恵ちゃんや谷村新司の声はどう聞こえるのだろう。
>NAT KING COLE の「TOO YUONG」 !
>いいのかなーー。
JAZZボ-カル系にはしびれますね。「What's New」,「Unforgettable」あたりは特に。
>期待する。わくわくするなあ。
>行きたいなあーー。日曜日は無理かもしれません。
>以上、キチガイと同類で当日五十七歳の青年。
やはり平日にいらしたほうが良いでしょう。(火曜日が定休です。) 入り口で靴を脱いでおあがりください。入ってすぐに可愛いi-macが目に止ります。天窓からこぼれる日差しが、心地良いひとときを過させてくれるでしょう。お楽しみにどうぞ。
【2000/04/06 塚原秀樹】

吉永秀生@別府温泉です。

> こんにちは、田仲です。
>
> 今回はとても驚いたことがある。 湯布院の「あーでん」という
> 喫茶店なんですが、JBLスピーカーの不朽の超名器パラゴンが
> 置いてあるのです!!
私も学生の頃、吉祥寺のジャズ喫茶で聴いた事があります。ちょうど30年前の事ですが マイルス・デイビスの「スケッチ・オブ・スペイン」がかかってました。目の前でパーカッショニストがガリガリと金属をこするような音にライブと錯覚しそうになったのを今でもはっきりと覚えています。県内にもあるんですね、それは行ってみなくては…
【2000/04/06 吉永秀生】

こんばんは、田仲です。
----- Original Message -----
From: "Tatsuo Kurita" 
> つかお金持ちになってああいうので聞きたいな、って
> 思っていましたね。実際、大分県内で見かけたのは
> 二台目で、一台目はジャズファンで有名な津久見市長さんの家で
驚きました!! 大分には2台もあるのですか!! やっぱり聞くならジャズも加えた方がいいですね。 というわけで次回は、クルセイダーズも持っていくことにします。
【2000/04/07 田仲慎司】

松村さん、こんばんは、

> 「あーでん」のオーナー大谷祐香さんはゆふいんMLのアクティブ
> メンバーでして、別府八湯MLのメンバーも知っていらっしゃる方
> 多いんじゃ無いでしょうか?

なんと、そうでしたか。 iMacが置いてあったので、そのとき
話を聞いていればよかった。 でも、次回行く楽しみが増えました。

> > そうそう、使っているアンプもただ者ではなかったです。
> > マークレビンソン、マッキントッシュ、メインアンプは真空管式。
> > いずれもそう簡単にお目にかかれないものばかり。
>
> パラゴンのメインは300Bを入れてましたか?
> 私が知ってる限りでは、マッキントッシュの石でしたが?
すみません、鳴らしていたのがどれだかまでは未確認です、マッキントッシュの電源が入っていたのは確かです。 あとは、あれこれ眺めるのに必死だったというか...ぼぅーと眺めてしまったというか。
実はわたしは真空管のコレクションをしていたときがありまして、(といっても、捨てられようとしたのをただ貰い集めただけですが) さらには、オール3極管式プリアンプを自作したこともあります。この趣味はすでに辞めていますが、久々に300Bを見て、楽しいひとときを過ごしました。なお、真空管は12Fに始まって、3kw出力の出せるどでかい工業用 まで、あれこれ何十本も今も持っています。 そのうち、お宝鑑定団にでも出そうかな?(^_^;
【2000/04/07 田仲慎司】

こんばんは、臼杵のINOです。

> こんにちは、田仲です。
>
> 今回はとても驚いたことがある。 湯布院の「あーでん」という
> 喫茶店なんですが、JBLスピーカーの不朽の超名器パラゴンが
> 置いてあるのです!!

行ってみました。
すごくかっこよかったです。

http://www.coara.or.jp/~inoue/enikki_2000/000407_yufuin/yufuin.html

ではまた。
【2000/04/08 井上尚志】

松村です。

At 11:41 PM +0900 00.4.7,Mr. Shinji Tanaka wrote:
> 松村さん、こんばんは、
>
> > 「あーでん」のオーナー大谷祐香さんはゆふいんMLのアクティブ
> > メンバーでして、別府八湯MLのメンバーも知っていらっしゃる方
> > 多いんじゃ無いでしょうか?
>
> なんと、そうでしたか。 iMacが置いてあったので、そのとき
> 話を聞いていればよかった。 でも、次回行く楽しみが増えました。

beppu-8spaの投稿記事の事を彼女に話したらよろこんでましたよ。

> あーでんのホームページ、さっそく見に行きました。
> もしかして、松村さん作ですか?
彼女作をお手伝いしました。彼女と私はもともと写真仲間でして、かつて彼女の経営していた喫茶店で個展もしました。5年前ですけど・・・・
それにしても田仲さんの鉄輪散歩の写真はすごいですね。「タダものではない」と思いましたよ。あのフレームの切り方、無駄のないスナップ、プレゼンテーションのセンス。すごいです。
【2000/04/08 松村亮司】

> > 行きたいなあーー。日曜日は無理かもしれません。
>
> 佐藤さん、あーでんのホームページを見て分かったのですが、
> お店は17時までしか開いていないようです。
> 日曜日はだめですね。 次の機会に行きましょう。

田仲さん、了解しました。

楽しみはちょっと先に延ばして、溜まってしまったことを、
やらなくてはーー
じゃーけんど、よだきいなあー
(編注)よだきいなあー:この言葉、別府近辺の人しかわからない
と思います。中津でも使わない。が、別府ではもっともよく
気持ちの伝わる言葉かな?
「よだきいなあー」=「疲れてしまうなあー」≒「面倒くさいなあー」
【2000/04/08 佐藤眞幹】